先日、カナダに住んでいる友人家族3人がわざわざ自宅へ遊びに
来てくれました。ご主人はカナダ人、奥さんは日本人、それと3歳のお嬢さん。3歳のお嬢さんは金色の髪に綺麗な目をしたお人形さんみたいな可愛らしい風貌です。1年以上前に会った時は、普通に日本語を話していました。しかし、今回は帰国直後、彼女のご実家ではなかなか日本語を話してくれなかったそうです。それでも子供は非常に柔軟な頭をもっていることから、時間が経つにつれて日本語を話してくれるようになったみたいです。しかし、子供が話す言葉というのは、環境から自然に身につくだけあって非常に綺麗な発音をしていますよね。
3歳のお嬢さんが話をしている英会話(?)も非常に流暢な英語で、
何を言っているのか分かりませんでした。それに比べて、うちのお嬢さん達は、典型的な日本人! 宇宙語の端々に出てくる言葉はやはり日本語です。大好きな言葉は「あんぱーんちっ!」です。両親が普段話をする言葉は日本語、テレビから出てくる言葉も日本語、本当は今のうちから英語に慣れさせてあげたちと思うのですが、如何せん英語を話すことができない両親の子供達ですからしようがありません。
皮膚科専門の獣医師になってから必要に迫られて少しばかり英会話学校
に通っていました。学校に通っていた頃は、外人講師と話をするからか、こちらの言葉が通じていないにも関わらず怖いもの知らずで話をしていましたが、最近は学校にも行かず、英語を話す機会もなかったことから、全くダメダメになっていました。
最近、ひょんな機会から英会話のお試しレッスン
を受けることになりました。仕事柄、英語が話せると非常に良いのですが(先ほど書きましたが、英会話学校に行くことと、英語がしゃべれることは別物です)、中学生の頃より英語が苦手?嫌い?な私は、どうも英語が上手くなることがありません。あくまで自分の考えなのですが、英語が上手く話ができる、聞き取ることができるのは、音楽の才能がある人や女性の方が長けているのではないかと思っています。英語も音を拾う作業であることを考えると、
音痴な私にとっては非常にハードルが高い
のではないかといつも思っています。これまでもいろいろ試している英語ですが、今回のレッスンは日本人の講師です。日本人の方が日本語英語をよく知っていて、何がいけないのか、また勉強法はどのようなものがいいか的確に指摘してくれるのではないかと考えたからです。
レッスンはSkypeでしました。初めてのSkype。
慣れないせいか疲れました。どの程度の声で話をしたら相手に伝わっているかがわからないので、大きな声で話をしていたからでしょうか。コンピューターの小さな画面をジッと見て話をしていたからでしょうか。90分のレッスンが終わったらヘロヘロでした。ではレッスンの内容はというと、なんと、なんと、アルファベットの発音練習をしました。
A、B、C、D、E、F、G…と一つずつ教えてもらいました。
なんと90分で全ては終わらず、Rまでしかいきませんでした。じぶんは今年50歳になるのですが、13歳の中学生で英語の授業を受けてから37年経った今、またアルファベットの発音を勉強するとは思いませんでした。そしてその発音がとことん出来ない!こんなに発音が出来ないとは、
大学受験の時に予備校の模試で0点を取ったとき以来凹みました。
しかし自分がなぜ英語が出来ないかが何となく分かりました。どうして英語が話すことが出来ないのか、どうして英語が聞けないのか。それはアルファベットですら、満足に発音出来ていなかったからですね。そんなことをシミジミと実感させてもらった時間でした。今回のお試しレッスンは自分にとって非常に有意義でした。
早いもので、1年の1/12がすでに終わってしまいました。
新年早々、家族全員体調不良になってしまいましたが、2月に入ってから、私だけがまた体調不良になってしまいました。先ほどのお試しレッスンで身も心もへこんでしまったためなのか、何となく寒気がしたため、昨年家族全員にうつしたことを教訓に、早めに近所の病院へ行きました。今年はインフルエンザが流行っており、さらに隠れインフルエンザもあるんだなんてことが言われていましたから、とりあえずインフルエンザの検査だけでもと思ったのですが、病院で熱を測るとギリギリ平熱。
医者は「風邪ですね」と風邪薬を5日間処方しただけ
でした。しかし当日はたいしたことはなかったのですが、翌日から体調は急降下。熱は38度まで上がり、頭痛も始まり、ノドは痛くなり、鼻がつまり始めました。1週間ありとあらゆる風邪症状がみられ、すっかりダウンしてしまいました。ここ最近、やっと体調が戻ってきた感じですが、今はお腹の調子が良くありません。幸い、今回の風邪は家族にうつることがなかったので、それだけがホッとしています。やはり今回の症状は
風邪ではなくて、お試し英会話の知恵熱
なのかもしれません。2人の娘たちはまだまだ十分に日本語を話すことは出来ません。それでも自分達が興味を持った単語はよく覚えています。今のブームはアンパンマンでしょう。よく見つけるね!と感心するほど、お店やスーパーマーケットに展示されている本当に小さなラベルのアンパンマンでさえ発見して、「アンパンマン!」と指を指して教えてくれます。彼女達を見ていると何事も楽しそうに興味を持って行動しています。全てのことが新鮮だからとも思えますが、自分もそのような態度を見習わなければと感じてしまいます。
年齢を重ねると、何事も面倒になったり、する前から出来ない
と決めつけていたりと、出来ないことを前提に物事を進めていますが、彼女達のように、今年は新しいことにチャレンジする1年にしたいと思います。そうは言いながらも、1歳の子供達とは体力も違いますから(1歳は小さいのですが、ほんと疲れ知らずです)、息切れしないようにペース配分を考えつつ、2人に負けない何かを身につけてみようと思います。十分にコミュニケーションが取れるわけではないのですが、前向きな笑顔の2人を見ていて、感化された、そんな1日でした。