4月に入り、サクラも散ってしまいました。
今年は例年に比べて1週間ほど早くサクラが満開、天気も良く、良い花見の時間を過ごすことができました。子供の頃には桜並木があちらこちらと見放題であった記憶が全くなく、もしかしたらここ最近のことなのでしょうか。子供の頃のサクラと言えば、近所の駅まで自転車で向かう途中のサクラの木を思い出します。たった1本ですが、すごく大きくて綺麗でした。新学期が始まる前に綺麗に咲いたサクラを見ると何となく心機一転、新たな気持ちで頑張ろうかと思っていたような気がします。
幼少時はサクラと言えば「綺麗な花」ではなく「アメリカシロヒトリ」
の記憶しかありません。サクラの木の下にいると毛虫が落ちてくるから気をつけなさいと良く言われていた気がします。子供の頃は本当に多かった記憶(最近、自分の記憶が本当に正しいのか非常に疑問なのですが)がありますが、最近はどこの桜並木でもアメリカシロヒトリを始めとする害虫の話は全くありませんよね。これってなぜなのでしょうか?アメリカシロヒトリが動物達に摂取されるようになったため減ったのではとも記載されていますが、そんなに毛虫が減りますかねえ。もし正確なことを知っていましたら、教えて下さい。
家族全員で近隣に花見へ出かけました。
奥さんがわざわざお弁当を作ってくれて、天気も良かったので、サクラの木の下でランチとなりました。二人の娘にはアンパンマンのおにぎりが用意されていて、もうそれだけで彼女達は大興奮です。大人以上に花より団子です。あっという間にアンパンマンは食べられちゃいました。
デザートは「いちご」。
ここ数ヶ月の成長はめざましく、いろいろ単語をしゃべるようになってきました。彼女達のお気に入りの言葉はなおさらです。「いちご」は彼女達のお気に入りの言葉の一つ。この頃の年代は本当に嬉しそうに食べますよね。愛想笑いがありません。「い・ち・ご」と言いながら、まるまま1個渡したいちごを頬張って食べています。
ですが失敗でした。
今日はお揃いの白いパンツ!二人とも白いパンツにピンクの模様がついてしまいました。親たちは気にしながらも、当の本人達はあっという間に1個食べ終わり、もう1個ちょうだいと「い・ち・ご!」と言ってきます。彼女達はさらにもう1個いちごを食べながら、さらに白いパンツにさくら色の模様がついていました。
最近のいちごって素晴らしく甘くて美味しいですよね。
私が子供の頃のいちごは、結構酸っぱかったような気がします。何もつけずに食べるなんてことはなく、食後に出てきたいちごは、いちごスプーンで潰して、砂糖と牛乳を加えて食べていました。いわゆるいちご牛乳です。子供の頃はとにかくいっぱいのイチゴ牛乳が食べたかったので、これでもかというくらいにいちごを潰して、凄く薄味のいちご牛乳(牛乳をいっぱい入れて食べていました)にしていました。先日もそのような話になったのですが、子供達、もしくは若い人達はいちごスプーンなんて知らないのでしょう。いちごを潰すためだけにあるスプーン。どの家にも家族人数分ありました。時代の流れってこのようなところにも出ているのですね。
イチゴと言えば、大学に入った頃に、小さな、小さな夢
が一つありました。それはボールいっぱいのフルーチェを一人で抱えながら食べることでした。小さな夢ですよね。こちらもいちご風味のフルーチェに推奨量の1.5倍くらいの牛乳を入れて、中途半端に固まりかけているフルーチェをいっぱい食べたことがなつかしく思い出されます。何でフルーチェが出てきたかというと、先日、ほんとに久しぶりとなる
フルーチェが食卓に出てきました。それもいちご風味!
残念ながら、出てきた目的は子供達に食べさせるため。お嬢さん達は初めてのフルーチェに最初戸惑っていたのですが、いざ一口食べると、それはそれは喜んであっという間に完食していました。フルーチェは昔も今も子供達には人気なデザートなんですね。1歳と9ヶ月になる子供達はいちごだけではなく、様々な食材を食べ始めています。とくにフルーツは大好き。先ほどの話ではありませんが、
最近のフルーツはスイーツかと思えるほど甘く美味しく進化
しています。例えばグレープフルーツ。子供の頃はグレープフルーツなんてそのまま食べられた果物ではありませんでした。それこそ、グレープフルーツ専用のスプーンがあって、半分に切ったグレープフルーツに砂糖をかけて、専用のスプーンで食べていました。グレープフルーツを食べるというよりは、砂糖を食べる感じでした。さらにぶどう。子供達のお気に入りの言葉の一つです。「ぶ・ど・う」。最近は皮まで食べることができる甘くて美味しいぶどうがあります。5個お皿に入っていたら、二人は5個まとめて口の中に入れてしまいます。ラ・フランス。子供の頃には聞いたことがない名前です。ラ・フランスということはフランス原産?なんて念のために調べてみたら、やはりフランス原産みたいです。ですが、当のフランスでは栽培されていないようです。日本の技術は凄いです。しかし、最近の果物は外れというのがほとんどありません。どれも本当に美味しいですし、子供達のお気に入りの一品です。時の流れとともに、様々な食材が進化しています。私も果物のように、もう少し頑張って、子供達に負けないような進化をしたいと思います。
3月に皮膚科の学会があり、何年かぶりに発表をしました。
犬のリンパ腫という癌に対する治療効果という内容です。最近は人前で発表する機会がなかったので、非常に新鮮な感じでした。その時その時で何となく流行りがあり、今年は5月にもう一つ発表する機会があります。ポスターでの発表ですので、少し違うのですが、でも非常に楽しみです。
犬と猫の皮膚科も新たにスタッフが増え、
大嶋も産休から少しずつ戻って仕事を始めていますから、そういう意味でも今年は、少しずつですが前向きな仕事ができそうな予感です。皆さんにも役立つ情報、また一匹でも多くの犬や猫達が快適な生活を送れるようにしたいと考えています。