ニーハオ!
皆様、こんにちは、村山です。思っていたより早く空港へ到着してしまいました。なぜだかよく分かりませんが上海にも関わらず、スターバックスでコーヒーを飲んでいます。メニューに何が書いてあるか全くわからず、ベタに「きゃらめるまきあーと」と言ったら通じました。「きゃらめるまきあーと」は中国語でなくても大丈夫です。味は日本と変わりませんね。この甘さ、まさにきゃらめるまきあーとです。これまでも中国には何度か来ているのですが、残念ながら中国のコーヒーの味は、自分の口には合わないんですよね。空気のせいなのか、水のせいなのか、自分の思い込みなのか、何だか分かりませんが、びみょーな感じがします。ですからスターバックスのコーヒーは、ザ・コーヒーという感じがして、気分が帰国モードに入るような気がして心地よいです。
一昨日から上海で講演と実習を行っていました。
アジア獣医皮膚科専門医協会の事業の一環で、中国で定期的に講演や実習が実施されていますが、今回もその継続です。これまで北京や上海で講演をする機会を頂いてきましたが、どの地域でも多くの先生が出席されており、いずれも若い先生が中心でした。どの先生も非常に熱心なのが印象的です。実習は各地域の動物病院をお借りして行っています。北京の動物病院も上海も、動物用の血液検査機器が甲状腺ホルモン測定用も含めて一式ズラーッと並んでいます。
上海の動物病院にはCTやMRIもあるんですよ。
すごいですねえ。昨年、この動物病院へ伺った際に導入しており、現在では月に40件ほど撮影しているとのことでした。北京や上海での診察風景は基本的に日本と変わらない気がします。人気犬種も変わりません。
中国の一番人気はトイプードルです。
それもアプリコットのトイプードル。さらにトイプードルの皮膚病も日本とさほど変わりませんでした。もっとびっくりしたことは、上海でも猫が人気だそうです。犬と猫の来院件数の比率は50%ずつだそうです。マンションが主体の住宅事情だからでしょうか。お互いに情報交換ができそうで楽しみです。
中国に来る楽しみの一つが食事です。
少なくとも私にとって中華は口に合う料理です。日本と同じように中華料理でも北の地域は濃いめの味付け、南の地域はあっさりした味付けだそうです。ですから北京は濃いめの味付け、広州はあっさりとした味付け、上海はその中間です。日本でも沖縄、北海道など地域のお店があるように、北京や上海でも北京、四川、上海、広東、広州など様々な地域の中華料理店があります。
今回は四川料理の火鍋のお店に行きました。
中国では「四川料理で一番辛くない料理が麻婆豆腐」と聞いていましたので、お店に入る前に「辛い料理はダメ!」と言っておいたところ、白濁したスープで全く辛くない、美味しい火鍋を注文してくれました。中華料理ではよくラムが出てきます。出身大学が北海道なことから、ラムは好きな肉の一つです。今回もラムを食べましたが、火鍋のラムは美味です!牛肉も頂きました。こちらの先生がオーストラリアンビーフだ!と言っていました。オーストラリアンビーフ、普通に美味しかったです。中華料理もブームがあるようで(?)、最近はどのような料理でも香菜、すなわちパクチーが入っているそうです。確かにこれまで食べた料理も香菜が入っていましたし、今回も火鍋のつけダレを自分たちで調合したのですが、こちらの先生が作ってくれたタレには香菜とニンニクがどっさり!美味しかったのですが、食後は口の中がものすごい臭いになっていました(というかそのような気がしました)。肉だけではなく、椎茸やえのきなどのキノコも食べましたが、野菜も欲しいと言ったところ、ここでも香菜がどさっ!と来ました。ですが、結構、美味しかったんですよ。火鍋の中の香菜!中国の環境が美味しくさせているのでしょうか。今度何かの機会に日本でも試してみますか!?
中国でのデザートは果物です。それもスイカ!
中国人はスイカが大好きなのです。中国南部では冬も30度近くの気温になることから、夏だけでなく、冬でも普通にスイカを食べます。私もスイカは好きなので、中国に来たら、とりあえず果物はスイカ!朝も昼も夜もスイカです!さらにスイカジュースってのもあるんですよ。スイカを搾ってジュースにしたものですね。フレッシュです!目の前で絞って出してくれます。1度飲む機会があったのですが、結構美味しかったです。国が変わると食生活が変わり、面白いですね。少なくとも中国は美味しい食事がいっぱいなので、食生活を楽しむことができます。
4月23日に犬と猫の皮膚科1周年記念セミナーを開催しました。
無料セミナーということもあり、事前申し込みになっていましたが、実際にどの程度参加して頂けるか非常に不安でした。開始15分までは100名の会場に20名程度でしょうか・・・ガーン!という感じです。しかし、徐々に増え、最終的には数席を残すのみで多くの先生方に出席して頂けました。あらためて御礼を申し上げます。どうもありがとうございました。
今回は新しい試みとして、参加される先生に講演内容を選んで頂きました。
すなわち5つの講演内容の中から、興味あるテーマを2つ選んで頂くというものです。リクエストが多かった順に2つのテーマで講演させて頂いたのですが、そのうちの一つが「動画で見る耳処置」でした。私達がふだん実際に行っている耳処置を撮影した動画なのですが、地味です、地味です、地味です・・・。黙々と耳を洗っています・・・。洗浄液を入れて黙々と。どうやって面白く話をしようか悩みました。しかし動画は初めての試みだったのですが、私が考えていたよりも、臨場感があって面白い内容を提供できたのではないかと思いました。すでに私の頭の中ではあれもこれも動画でプレゼンテーションをしたら、より臨場感がでるのではないか!?とひらめいています。きっと面白くなるはずです。楽しみにしていてください。
DSDC研修「日常診療で絶対にハズせない皮膚科学」(6回シリーズ)を受け付けます!
この春から多くの動物病院でフレッシュな先生達が仲間入りされていることと思います。
そのような若い先生を対象に犬と猫の皮膚科では、6回シリーズの研修セミナー(有料です)として「日常診療で絶対にハズせない皮膚科学」を提供していきます。会場は犬と猫の皮膚科。少人数ならではのメリットを活かし、参加される先生方の顔とリアクションを見ながら絶対に落ちこぼれ(?)ることのないようじっくり進めていきます。新人スタッフ研修の一環に、また、今さら聞けないポジションにおられる若手・中堅の先生方のブラッシュアップにも、必ずお役立ていただける内容にしていきます。日程、参加人数、料金など、くわしくは村山までお問い合わせください。先生の大切なスタッフが格段にパワーアップして帰ってくるはずです!