空気も人も春らしさを感じる季節
となってきました。例年ならば、春になると何となくうきうきした気分、または気持も新たに4月を迎えるための準備みたいな感じですが、残念ながら今年はコロナウイルス!世の中が騒々しくなっています。人々の健康を脅かし、身体的だけではなく、精神的疲労も相当なものです。人々が集まる催しがほとんど中止になっており、例年3月に行われる獣医皮膚科の学会も中止になりました。毎年4月に行っていた当院主催のセミナーも今年は中止にしています。このような状況がいつまで続くのか全く見当がつかず、日本だけではなく、世界中で人々の落ち着きがなくなっています。
我が家も1歳の誕生日にかこつけてネズミーランド計画
がありましたが、ネズミも冬眠中ということであり、我々家族も自宅でゆっくりとなっています。毎週火曜日、上の二人はスイミングへ通っていたのですが、そちらも小学校が休校になるのに合わせてお休みになってしまいました。4月からは幼稚園ですが、入園式も行われるのか、もしくは幼稚園自体が通常通り開始されるのか全く不透明な世の中です。
3歳の子供達にはコロナウイルスは
全く分かるわけはなく、いつもよりも少し窮屈な時間を持て余しているようでした。我が家が住んでいるアパート(マンション?築30年なのですが、鉄筋コンクリートなのでマンション?)には同年齢の子供達が数人います。お母さん達も仲良くしており、今回のことがあったからではないのですが、近所のお友達と遊ぶ機会が増えています。近所の川に行ったり、近所の公園に行ったり、今度は近所のカフェに行くそうです。子供達にとっては、幼なじみとして生涯記憶の断片に残るのではないでしょうか。
さて三女ですが、掴まり立ちも普通に
するし、はいはいであちこち動き回るし、とにかく活発です。お姉ちゃん達が遊んでいると自分も仲間に入れてもらいたく、すぐに寄って行って、おもちゃを口に入れています。お姉ちゃん達にとっては邪魔されているようで、いやみたいですが、つい先日のあなた達もそうだったのだと言ってもきっと通じないのでしょう。双子のお姉ちゃん達はいつも遊び相手が近くにいたので、彼女達は寂しそうではありませんでした。それは三女が生まれる1週間も母親がいない状況でも、寂しいながらも普通に振る舞っていました。しかし、三女は状況が異なるようです。彼女は一人ぼっちにされるとすぐに人を探します。母親の方が良いみたいですが、お姉ちゃん達でも母親でも探しています。11ヵ月齢でも確実に学習をしていくものなんだなと考えさせられます。
先日は、初節句でした。
三女が果たしてどの程度理解しているか分かりませんが(理解していないと思いますし、お姉ちゃん達も分かっていないと思います)、ちらし寿司を作って、お祝いをしました。ちらし寿司はお姉ちゃん達が飾りをしたそうです。桜でんぶがお気に入りのようで、飾っている矢先から、桜でんぶを食べていました。三女は勿論食べることは出来ないのですが、上の二人も桜餅という感じではなかったので、イチゴのショートケーキ!イチゴは大好きなんですよ。ろうそくを立てて、三女ではなく、お姉ちゃん達がろうそくの火を消していました。ちらし寿司に加えて、今回はエビフライもありました。二人が非常に気に入ったようで、エビフライを何本も食べていました。3月3日は非常に楽しい時間が流れていました。
行事は繰り返され、年齢とともにその行事の楽しみ方が変わっていく
様子が非常に面白く感じています。しかし、今年は本当に深刻です。来年の今頃、コロナウイルスってあったよねって、笑って言えていればいいなあと感じています。病気に対して人間は無知です。少なくとも、今回のウイルスが何かを啓発しているのではないかと思ってしまいます。このような状況で出来ることと言えば丁寧な手洗いくらいですが、このような時だからこそ、日々の時間をより大切に使っていきたいと感じています。
繰り返しになりますが、来年の今頃、出来れば東京オリンピックが開催され、コロナウイルスってあったよねと言えるようになっていることを切に願うばかりです。