春になりました。
サクラも咲き、心地よい季節となりました。三女は1歳になりました。彼女はいつも笑っています。面白い子です。掴まり立ちも上手になり、ごくたまに、わずかな時間ですが、フツーに立っていることもあります。上の二人がおもちゃで遊んでいると、自分も遊びに参加します。残念ながら何でも口にいれてしまう彼女は、上の二人にとっては怪獣でしかなく、すぐに退散させられています。最近は退散させられることを不満に思うらしく、半べそをかきながら、二人にまたまた近づいていきます。成長するにつれ、確実に可動範囲が広がり、確実にコミュニケーションが取れるようになり、確実に社会の輪が広がってきています。本当に小さな小さな社会ですが。
上のお嬢さん達は今年の4月から幼稚園が始まる予定でした。
昔もそうだったのかもしれませんが、今は幼稚園に行くに当たっていろいろ準備をしなければいけないそうで、そのなかの一つが様々な大きさの袋を用意しなければいけないということのようです。サイズも決まっていることから、さてさてどうしようかと。ということで、比較的自宅でゆっくりしている私の母親にお願いしてしまいました。
母親は私が幼少時、良く裁縫をしていました。
それこそいろいろな袋やちょっとした洋服なども作っていたように思います。実は甥っ子や姪っ子の持ち物も母親が作っていたようです。実家にはいろいろなミシンがありますが、母親お気に入りは足踏みミシンであり、今も現役ばりばりで働いています。いやー懐かしいですね。あまり憶えていないのですが、少なくともこの足踏みミシンで私も雑巾を縫った気がします。上手く足をこがないと後ろにばっかり進んで、針が前に進まないんですよね。我が家にミシンがないことから、2人はミシンが動いているのを見るのも初めて、さらに足踏みミシンなんて、今時なかなかないですよね。興味津々で眺めていました。初めてのものは興味があり、2人も「やりたい!」と早速言っていましたが、流石にまだ早いので今回は眺めるだけ。もう少し成長して、自分で学校に持参する雑巾を縫わなければいけなくなったら、是非この足踏みミシンで縫って貰うことにしましょう。
足踏みミシンで作って貰った袋を持って入園式に
行く予定でしたが、今年はコロナウイルスの関係で中止となりました。ゴールデンウイーク明けまで幼稚園も無くなりました。入園式はなくなったのですが、簡易的な入園式として、幼稚園がプチ入園式を準備していました。プチ入園式前日に非常事態宣言が発令されたことから、急遽、中止の連絡がその夜にありました。ただし、事務資料だけを幼稚園に取りに来て欲しいという連絡があったということで、奥さんとともに、三人の娘達は(三女もお供)幼稚園へ向かいました。天気も良く、大好きな手提げ袋をぶら下げて。
幼稚園に到着してみると、何と!
入園式がないはずなのに、今年入園の園児達は制服を着ているではありませんか!私服で着たのはうちだけ。さらに事務資料(といっても紙面ですが)を2人の手提げ袋に先生が入れてくれたそうですが、手提げ袋の中に入っていたお菓子がばれてしまったそうです。事務資料をもらった後に、少しだけ近所の小川沿いを散歩して、お菓子を食べて帰るつもりだったそうです。そんなこんなで帰りは予定通り近所の小川でお菓子を食べて、散歩して帰宅。みんな満足して帰って来ました。
双子というのは生まれながらにお友達がいるので、
非常に安心です。世の中が落ち着かない状況の中で、自宅にいることが多いのですが、彼女達は何事もなく、毎日を楽しんでいます。この良い天気のなかで、外の空気をいっぱい吸わせてあげたいとは感じますが、今は最低限で我慢をしてもらい、お家のなかで楽しんでもらおうと思っています。
1カ月前にはこのような厳しい状況になるとは
思っていませんでしたが、日に日に状況が変化してきています。ウイルスという見えないものが相手であることから、とにかく今は慎重に毎日を送るよう心がけています。幼児や乳児での感染は低いことが報告されていましたが、感染した場合、乳児の重症度割合が高いことから、これまで公共交通機関を利用して出勤していましたが、今は全て車で移動しています。外での仕事はほとんどお休み。いくつか動物病院での診察は継続していますが、仙台での診察もしばらくお休みさせて頂くことにしました。そのお陰でこれまでになく、時間に余裕が出来て、夜は家族と一緒にいる機会も増えています。たまにしかいないから重宝されていた可能性も高く、嫌われないように努力をしながら、いつにないこの時間を有意義に使えるよう考えて行きたいと思います。