7月に入ってから、気温も湿度も一気に上がりましたね。暑いのはいいのですが、暑すぎるのはやはり体にこたえます。皆さんも疲れがたまってきていませんか。
暑い日にはやっぱりビール!
決してアルコールは強くない私ですが、この季節のビールは、非常に体に染みわたります。最近は一気に染みわたりすぎて、あっという間に眠くなります。自分ではそのように感じていないのですが、年齢のせいなのか、夜は眠くなるし、眼は見にくくなるし、何度も同じことを聞いているし、確実に何かがゆっくりと進んでいます。
先日、北海道で一緒に勤務していた先生に会う機会がありました。
「年齢的にそろそろですよ」と眼鏡ケース
を頂きました。子供の頃から眼だけは良く、両眼とも視力は1.5でした。どうも最近は近視とともに、遠視にもなっているようです。車の免許更新では眼鏡が必要ない程度の視力だったこともあり、今はまだ日常生活や仕事に支障がないことから(ないと思っているだけかもしれませんが)、頂いた眼鏡ケースは大事にしまっています。
子供の頃と言えば、皆さんは幼少時の記憶を
いつまで憶えていますか?果たして自分は…と考えるのですが、大して思い出せません。楽しいことや嬉しいことというのは、全く憶えていません。自分は幼少時に首から上を様々なトラブルから20針以上縫っているのですが(たいしたトラブルではないのですが)、そのときの光景のなかには微かに記憶として残っているものがあります。
家族で夏に近所のプールへ行きました。
水着に着替えて、いざプールへ!と勢いよく下り坂の通路を走っていきました。その場にいた係員が声をかけてきます。
「走ってはいけませんよ」
自分は心の中で「はーい」と返事をしながら、しっかりと走っていました。
気がつくと、滑って転んで後頭部を強打しました。
何事もなかったように、立ち上がり、後頭部を触ると
なんと手には血が!「なんじゃこりゃ~!!」
とは思っていなかったと思いますが、そのまま医務室へ連れて行かれ、すぐに自宅近所の病院へ行くことになりました。勿論、その日は全く泳げず、遊べず、あげくに怖い近所の医者に叱られる始末でした。近所の医者の顔は覚えていないのですが、とにかく怖かったことは記憶しています。親の話では軍医を経験されていた方だそうで、それはもう怖くて、怖くて、また来たのか!と言わんばかりにいつもがつんと怒られていました。しかし、医療技術は素晴らしく、私の頭は綺麗に縫われているのでした。綺麗に縫われているって?そうなんです。私は幼少時だけで頭を20針以上縫っています。
それ以外にも何度も頭を切って出血しています。
記憶という観点からするとうろ覚えなのですが、自宅にあったテラスの手すりの上にまたがり、遊んでいたところ、そのまま下に落ちてしまいました。なんと下はコンクリートで、最悪なことに角に頭部をぶつけ、そのままぱっかーんと頭が切れました。アブドーラ・ザ・ブッチャーなみの(我々世代なら分かると思いますが)出血で、母親は「綺麗な頭蓋骨が見えた」とその後もよく語っていました。そのときの傷は頭部前面、Xの形で12針縫っています。
父親が自宅の庭でゴルフの練習をしていました
(小さな、小さな庭なんですが)。さすがにゴルフボールは危ないと思ったのか、大きなスポンジボールを打っていました。弟とどちらが先にスポンジボールをとるかを競争していたのですが、私はこの頃から余計なことには機転が利き、「そうだ、お父さんが打つ前にとればいいんだ」と打つ前に、ボールめがけて頭を突っ込んだところ、
スコーンと、父親はボールの代わりに私の頭を打っていました。
気がついたときには私の額から見事に出血をしており、いつもの近所の病院へ向かうことになりました。そしていつもの怖い先生にこっぴどく怒られ、綺麗に7針額は縫われるのでした。今、考えてみたら結構怖い状況でした。昔のドライバーはヘッドが木であったこと、父親が非力なのか、手を抜いてスイングしていたのか分かりませんが、額の傷のみで頭には全く問題がなかったことは偶然にも幸運でした。
こうして振り返ってみると、意外にも幼少時の記憶は断片的に残っていました。我が家には1歳になる二人の子供がいるのですが、果たして彼女達は今の出来事をどの程度憶えているのだろうかと考えることがあります。
残念ながら私には1歳の頃の記憶はありません。周りの人達に聞いてみても、同様な答えが返ってきます。親が子供達に良かれとしていることは、親の満足のためだけなのかもしれません。それでも彼女達の笑顔は、毎回素晴らしく、私にとっての最大のご褒美として満足できるものです。