今日~9月10日(日)~は病院をお休みさせて頂き、平成29年度関東・東京合同地区獣医師大会・学会(東京)でブースを出す機会を得ました。ある企業の計らいで、一部屋まるまる使って二次診療を行っている8施設がブースを出し、一次診療の先生方へ自分達の診療を紹介させて頂くというものです。
いつもはブースに立ち寄る立場ですから勝手が違いますが、
ブースの中で先生方を待ち、興味のある先生方にはより長所をアピールし、それほど興味をお持ちでない先生方には二次診療施設への紹介や当施設への紹介の長所を興味をもつように話をさせていただきました。・・・というのは理想であり、ブースの前を通りがかった先生方には、
「こんにちは、犬と猫の皮膚科です」と単調な声がけ
しかできませんでした。興味を持って頂くように話をするのは難しいですね。今日のブースはそのような意味でも非常に勉強になりました。逆に声をかけて頂いた先生方のなかには、こちらが話をしやすいような雰囲気作りをしてくださった方もいました。おそらく何か考えてそのような環境を作られているわけではないと思いますが、このような空間の作り方は、まさに診察室での環境作りに似たものでした。
話しやすい雰囲気作りは自分の課題
であり、普段からそのような雰囲気を心がけていますが、今回のことは、さらに考えさせられる機会となりました。自分の体調や気持ちののり方がいつも最高であれば良いのですが、毎回そのようなことはありえないことから、調子が今一つの状況であったとしても、犬や猫を連れてきて頂いた方達が満足して頂けるようこれからも頑張っていきたいと思います。
ブースではお悩み相談会
と題して、先生方が普段かかえている疑問にいきあたりばったりでお答えしようという企画を設けてみました。先生方からいくつか質問を頂くことができました。質問の内容は、臨床の現場ではよく遭遇するものばかりです。多くの先生方が悩むことは変わらないのだ、と実感しました。これまでも同様な内容をお伝えする講演を実施してきたつもりでしたが、今後はさらにより丁寧にわかりやすく話をしたいと考えています。ブースで自分が主役になることはないと思っていましたが、このような学会への参加は久しぶりで、懐かしい先生方にお会いする機会にもなりました。そのような意味でも非常に充実した時間を送ることができました。
先週は日曜の夜から上海へ行っていました。
今回の上海は3日間の講演でしたが、連日多くの先生方に参加して頂きました。このような文化が良いか悪いかは全く抜きとして、中国では、自分にとってつまらない講演内容だった場合、例え一番前の席であったとしても
普通にスマートフォンをいじくり始めます…。
さらに時間をもてあますと、平気で寝てしまいます。上海では自分の話の後に中国語での通訳が入るので、テンポが悪くなってしまうのですが、スマートフォンをいじくり始める先生方がいるような状況は、一つの試練であり、通訳を介すテンポの悪い講演であっても、それを補えるほど参加者が興味を頂く内容を提供できるようになれば、日本でももっと楽しい講演ができるのではないかと考えています。そうは言いながらも中国の先生方は若く、非常に熱心です。さらに患者さんも熱心で、意識も高いことから、日本と何も変わらない環境ですので、中国だから日本だからという意識をせず、その瞬間に一番良いものをプレゼンできるようにしたいと思います。
最近は特に講演やセミナーを開催させていただく機会が増えています。
院内で開催するセミナーについては、犬と猫の皮膚科らしいセミナーをと思うことから、時間ばかり過ぎてしまっていますが(汗)、このように様々な環境で刺激を受けていますので、先生方により興味を持っていただけるような内容を提供していく予定です。開催の際は、是非お越しください!
今日は日曜で電車も比較的空いており、
座ることができたので、PCを開いて仕事をしていました。いつも以上に仕事がはかどり、電車の中で仕事をするのも悪くないなと思っていたら、いつも以上に電車が進んでおり、乗り換え駅から6駅も先までゆっくりしてしまいました。
ダッシュで階段を駆け上がり、病院へ着く頃はシャツが汗でびしゃびしゃ。
昼に暑い中、スーツを着て会場へ向かったところ、またまたシャツが汗でびしゃびしゃ。慣れないブースでの対応でさらにシャツが汗でびしゃびしゃ。
自分の体から微妙な臭いがしている1日でした。
臭いも皮膚科としては気になる問題の一つですね。臭いすぎるからと体を擦りすぎると、さらに臭いのもとが出る可能性があるので、優しく洗いましょう。